- 最新のFused-Core®粒子による分離性能と耐久性
- 一般的な粒子径2 μm未満のカラムよりも低いカラム圧
- C18、F5など様々な固定相を揃えている
温度と保持
これまでに、カラム温度として"室温"と明記されているHPLC分析法を見たことがありますか?このような記述は、その分析法において、潜在的な問題が今後起こり得る可能性のあることを示す、一つの良いサインであると言えます。今回は、"室温"の解釈について少しだけ振り返りますが、最初に、分離に対する温度の影響について見てみましょう。
アフラトキシン類は、Aspergillus 属の真菌によって産生されるカビ 毒の一種です。アフラトキシン産生菌のうち、Aspergillus flavus と Aspergillus parasiticus は農業と医学における重要性から広く研究さ れています1。これらの種は、トウモロコシなどの穀物や落花生、ナッ ツ等の作物に感染し、作物がアフラトキシン類で汚染されることに より、人間や動物が日常的に摂取する食品にもたらされる可能性が...
シリンジからのコンタミネーション
Q: 私たちの研究室で行っているほぼ全てのHPLC測定において、未知のピークが現れてしまう問題について、解明していただけるのではないかと思って、お願いすることにしました。私はµg/mLレベルで、ある一つの製品の洗浄処理の研究を行っており、同僚は同様のレベルで、ある高効能製品の溶解に関する研究を行っています。試料マトリクスもLC分析法も、完全に異なっており、これらに唯一共通なのは、低波長UV領域における検出(210-220 nm)を行っているということです。
読者からのHPLC分析法に関する質問に答えたり、Journal of Chromatography誌への投稿論文を審査している時に、私は、喜ぶべきか、あるいはがっかりするべきか、分からなくなることがあります。HPLC分析法が、いったいどれくらいの頻度で、私がgenetic driftと呼んでいる変化を受けてきたのか、驚きを感じます。現在のHPLC分析法は、新しい問題を解決するために、それ以前の分析法を、ずっと微調整してきた結果、出来上がってきたからです。今回は、その一例について紹介します。
基本に戻りましょう#1:保持係数
これから数回に渡って、HPLCの初級コースを訪れましょう。分離の評価、方法開発や問題原因調査に関係する実用性に重点を置いた、HPLCで使われている様々な基本的な計算について見てみましょう。初回は、保持係数以前のHPLC Solutionsの12号から14号で、緩衝液に関して解説しました。その中で、分析法に応じて適した緩衝液があること、避けるべき緩衝液調製方法があることなどについて解説しました。この記事を読まれた読者の方(I.M.)からのご質問により、LC-MS装置使用時のLC-UV検出法の使用を可能にする、賢明で実用的な緩衝液のことを思い出しました。また、同時に私がボーイスカウトでリーダをしていたことや、そのボーイスカウトのモットーが"Be...
トピックによる投稿
- Liquid Chromatography (LC) (41)
- Learning & Training (31)
- Webinars & eSeminars (16)
- Japan Pharmaceutical (13)
- HPLC (8)
- Mass Spectrometry (MS) (8)
- Gas Chromatography (GC) (5)
- Videos & Tutorials (5)
- Events (4)
- Ion Chromatography (IC / IC-MS) (4)
- Japan Food (4)
- LC-MS (3)
- Methods & Applications (3)
- Biopharma (2)
- GC-MS (2)