インタクトタンパク質分離とチャージバリアント分析は、塩グラジェントを利用したイオン交換クロマトグラフィー(IEX)が一般的ですが、pHグラジエントが利用できることはあまり知られていません。今回は塩グラジエントとpHグラジエントを比較し、そのプロセスを効率的に行う、サーモフィッシャーサイエンティフィックの製品をご紹介します。
イオンクロマトグラフィーは、イオン種成分を分析する手法として幅広い分野で使用されています。本セッションでは、分離や検出法などの原理を中心にイオンクロマトグラフィーの基礎を説明します。また実際に分析をする際の注意点についても解説します。
今回のオンラインセミナーでは、脂質含有試料中の汚染残留物質を分析するための新規吸着剤を使ったクリーンアップ法、特に、農薬やPAHs等の非極性残留物の分析についてご紹介いたします。
テーリングの比較
前号では、ピークテーリングの計算法を紹介しました。本号では、いくつかのピークテーリングの例について詳しく見てみましょう。そして、それらが実際に、何を物語っているのかを見てみましょう。ディスカッションを行うために、様々な度合いのテーリング(アシンメトリーファクター(As)をテーリングの計算に使用しています)を示している図1のピークについて考えましょう。
Q:C18カラムを用いる安定性を表示する検証分析法があります。別のメーカーにも同じC18カラムがあって,そのメソッド(手順書)に提示されているカラムの半分の値段で入手が可能です。カラムを(別のメーカーのものに)変えたら,その分析は無効なものになってしまうでしょうか?
本ウェビナーではSPMEの原理と、2つのアプリケーション例(ビールとノンアルコールビールの違い、コーヒー中の香気成分)を説明します。SPMEは品質管理において、異臭やロット差のスクリーニングに使用されています。また、農芸化学の分野ではテルペンやフェロモンの検出に用いられ、新規薬用成分の探索等に用いられています。他にも法医学や科学捜査といった分野にも使用されており、幅広い活用の場が検討されています。
基本に戻りましょう第 3 回 : tR -t0 診断
過去2回にわたって、保持係数k およびカラムデッドタイムt0 の求め方について紹介しました。今回は、これまでに計算に用いてきた数字のうちのいくつかを用いた、HPLC分離における問題の診断法について解説します。仮に、クロマトグラムの変化が観察され、保持時間tR およびt0 に何が起こっているのかについて注目している時、次の四つの組み合わせしか可能性はありません:t0 とtR の両方が同時に変化している、tR のみが変化している、t0...
汚染された TFA
Q: 私は、不純物および分解物を伴う分析対象試料の検証に関する論文を元に、ある分析法を開発しています。その分析法は、C18カラムを(A)0.1%トリフルオロ酢酸(TFA)水溶液および(B)0.1%...
分析法の直線性
Q: 私は、現在行っているHPLC分析法の直線性に関して、問題を抱えています。その分析法には、分析対象試料の誘導体化プロセスが含まれており、その後、UV検出器を備えたHPLCを使用して逆相モードで分離を行ないます。驚いたことに、検量線は二次曲線と非常に良く一致しましたが、直線のプロットとは一致しませんでした。私が何か間違っている可能性があるのか、教えていただけませんか?
糖鎖解析を迅速に行いたい方は、是非こちらのプレゼンテーションをご覧ください。超高速・高解像度な糖鎖ラベリングおよび分離解析方法、並びにゲル-バッファーシステムが、糖たんぱく質を形どるN結合型オリゴサッカロイド、そしてその他の目的成分分離のために開発されました。
基本に戻りましょう第 2 回 : t0
前号では、保持係数kについて、どのように計算するのか、あるいは、どのように見積もるのかについて紹介しました。どちらのやり方で算出するにしても、カラムのデッドタイムt0 を知る必要があります。UV検出器を用いて実サンプルを測定する際、多くの場合、図1に示す様な、明らかなベースラインの乱れが生じます。もし、試料が非常にきれいであれば、図1(a)の様に、わずかなベースラインのジグザグとしてt0...
Q:HPLC充填材の細孔と粒子の大きさの関係はどのようなものですか?
JWD:HPLC充填材の属性であるこれら二つには関連がないというのが簡潔な答えです。逆相HPLCカラムの多くは,シリカ粒子が結合した固定相を基礎としています。これらの粒子が充填材の基盤となっているのです。最も一般的な粒子の直径は,5-,3.5-,そして3-µmです。カラムそのものの効率向上と流量に対するカラム効率の相対的な独立性によって,直径が3-µmより小さい粒子がだんだんと一般的になってきています。
ジョン・ドラン氏は、世界で屈指のトラブルシューティングの権威の一人として良く知られています。Separation Scienceはドラン氏とともに、週刊でこのデジタル学習システムを共同運営しており、LC技術者の皆さんが直面しておられる日常的な問題、あるいは困難な課題に対する有益なアドバイスを提供させて頂いております。また、読者の皆さんから、オンラインの質問システムを通して、ドラン氏への技術的な質問をお寄せ頂くこともできます。
TBAとESI
ある読者の方の一人から、次の様な質問をEメールで頂きました。私はLC-MSシステムを使用しており、最近、10mMのトリブチルアミン(TBA)を使用するイオン対クロマトグラフィーを用いる、最近発表された方法を試しました。その後、LC-MSを通常の逆相システムに戻しましたが、現在までの、一週間にわたってm/z:186の妨害ピークにずっと悩まされています。システムを徹底的に洗浄し、ピークチューブを交換しましたが、効果はありませんでした。
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