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タンデムLCによるMSの効率的運用

LC-MSが一般的になり、特別な分析装置というイメージから汎用分析器へと変わりつつあります。しかし、MS本体価格は決して安価ではないからこそ、効率的に運用したいという要求はどの企業や研究機関においても高いものです。今回はタンデムLCによるMSの効率的運用をご紹介します。

 


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LC-MS1回の分析で、その分析が定性分析、定量分析であっても、カラム洗浄の平衡化時間に相当な時間を割かれます。平衡化に割く時間は、UHPLCのように移動相流速が早い場合は妥協できる時間かもしれませんが、バイオ医薬品のタンパク質、ペプチドの定量分析のように感度重視のために移動相流速を数十μL/min程度まで遅くしている場合には無視できない時間を要します。当社では、このようなニーズに応えるため、Thermo Scientific™ Vanquish™ DuoタンデムUHPLCシステムを市場向けに開発、販売を実現しました。このシステムでは2本のカラムを交互に分析し、一方が分析を実行している間に、もう一方でリコンディショニング(カラム洗浄と平衡化)を行います(図1)。

図1 Vanquish DuoタンデムLCシステムの構成

図1 Vanquish DuoタンデムLCシステムの構成

 

図2に、イメージを示します。Dual LCではリコンディショニングの完了を待つことなく、次の分析を開始できるので、時間を節約し、MSを最大限に稼動させることができます。

図2 シングルLCとタンデムLCのスループットの違い

図2 シングルLCとタンデムLCのスループットの違い

 

低流速の分析条件で効果が大きくなるほか、リコンディショニングに十分な時間を費やすことができるため、カラム洗浄の時間を十分に確保でき、分析の安定性やカラム寿改善、MSの汚れ防止の効果が期待できます(図3)。 

図3 タンデムLCによるリコンディショニング

図3 タンデムLCによるリコンディショニング

  

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